鶴見線の旅 2008年4月6日

JRの路線図を見ていると、川崎近辺に変な形をした路線がある。
1駅または2駅間しかない路線が、盲腸のように3つも飛び出ているのである。

昔から路線図を見ていて、不思議に思っていた区間だった。いったいどういう形で電車を走らせているのであろう。
路線の名前は鶴見線という。始発は磯子駅のようだ。

長年の疑問を晴らすべく、ホリデーパスを購入して磯子駅に向かった。

鶴見線のホームに出るには、京浜東北線のホームから、いったん階上の出口方向に向かう。なぜか同じJRなのに改札口がある。

もともと鶴見臨海鉄道という私鉄を買収したので、ホームもこんな形になっているのだ。

路線図のなぞは、鶴見駅の駅名表を見てすぐに分かった。電車はそれぞれの盲腸区間を連続的に行きかうのではなく、鶴見駅から3つの盲腸区間に別々に走らせているのだった。

一見繋がって見える鶴見、尻手間だが、鶴見-浜川崎間は鶴見線、浜川崎-尻手間は南部支線で、2つの線の浜川崎の駅は離れている。
電車は鶴見-海芝浦、鶴見-扇町、鶴見-大川の3路線をそれぞれ走っている。一応鶴見-扇町間が本線で、他の2つが支線のようになっている。

海に面した終着駅は

とりあえず13時30分発の海芝浦行きが来たので、これに乗る。205系の3両編成。一応リニューアルをしたようで、フロントマスクはHIDのライトも付き精悍である。
鶴見線はいったん京浜東北線をオーバークロスした後、地上に降りて隣の国道駅に向かう。このあたりはずっと工場地帯で、風景も変化に乏しい。

浅野駅で、扇町方面の本線と別れる。駅の構造は2つのホームがハの字状になっていて、いまはなき名鉄吉良吉田駅の三河線のホームを思い出させる。

新芝浦を過ぎると、右に大きくカーブして海が左手に見えてくる。海芝浦は海に突き出すようにあった。

3つの終着駅制覇はあきらめ

ここは東芝の工場に通う人のための駅で、改札を出るとすぐに東芝の工場だ。一般客は入れないので、横にある海芝公園を見るなどして時間をつぶす。

来た電車でまた浅野まで戻る。いったんホームを降りて、ハの字上の本線ホームに向かう。
すぐに扇町行きがやってきた。こちらも205系3両編成。

今日は日曜日で、工場は休みのはずだが、デートスポットにでもなっているのか、カップルも何組かいる。あとは私のような鉄か?

扇町は工場地帯の真ん中に突き刺さるようにホームがあった。一応自動券売機とSUICAの簡易通過機が置かれている。

これで2線制覇。あとは大川だが、なんと昼間はまったく電車が走っていない。完全に通勤用のダイヤになっているのだった。
でも土日ダイヤでは昼間にも走らせてもらいたいものだが、はたして乗る人がいるのか?

結局今回は大川行きをあきらめ、浜川崎まで戻った。今度は南武支線に乗るためである。

南武支線も制覇


浜川崎駅でいったん下車。南部支線のホームは道路を挟んで、少し離れたところにあった。すでに電車が到着していて、こちらは205系の2両編成。
205系のお古は、東京郊外の路線でほんとに多く見かける。

浜川崎を出発した電車は、あっという間に尻手に着いた。たった3駅である。これで鶴見線と南部支線を乗り継いだが、大川区間が未乗となってしまった。

さあここからどうやって戻ろう。南武線で川崎に戻るのが一般的だが、鹿島田まで出て新川崎まで歩くルートを採ってみた。
鹿島田-新川崎間は徒歩で5分程度だった。