関東地方は梅雨の前というのに、雷雨があったりして、すっきりしない日々が続いていた日曜日、降り立った福岡空港は真夏を思わせるような晴天だった。
今回も九州に出張で、前日の日曜日から現地入りして、鉄道旅行を楽しもうと考えた。
今回の目的は、佐賀、長崎の両県にまたがる松浦鉄道に乗ること。
博多から佐世保に出て松浦鉄道に乗り、伊万里からJR筑肥線に乗り、山本、唐津経由で姪浜からの地下鉄で博多に戻ろうと考えた。
ところが博多駅に到着し、無事みどり11号の指定席を購入したところで、問題が発生した。
折り返しでみどり11号となる列車が、踏み切り事故のため途中を18分遅れで運転しているという。
佐世保での松浦鉄道の乗り換え時間は15分、このままでは間に合わない。
都心の鉄道なら次を待てばいいが、地方のローカル鉄道の場合、次の列車は1時間後だ。
案の定約20分遅れた列車に乗車した。途中佐賀までに5分遅れを取り戻したが、これでも間に合わない。
山勘の計画変更
佐賀まで快調に飛ばしてきたみどり11号の783系だが、肥前山口を過ぎ、長崎本線と別れを告げると、突然ペースが落ちた。
いままでの幹線からローカル線に入ったようだ。
以前遅れは続いていて、このままでは間に合わない。有田の手前で乗り換えのアナウンスが入り、松浦鉄道はすぐの乗り換えという。
そ
うか逆周りで、有田から佐世保に向かえば、時間をうまく使えるのではないか?筑肥線には乗れないがしょうがない。ただし松浦鉄道は全線乗れそうである。
有田で降りてみる。乗り換え時間わずか4分で松浦鉄道に乗車できた。この列車は伊万里まで行き、伊万里で乗り換えとなる。
伊万里-佐世保間は列車本数が少なく、通して乗れる列車はさらに少ない。幸い次の列車は佐世保行きである。
伊万里で再度乗車券を買いなおす。有田で急いで乗ったので、伊万里までの乗車券しか購入できなかったのだ。
なんと1日乗車券1700円があるという。伊万里から佐世保まででも2020円する。有田で1日乗車券を買っておけばと思うが、後の祭りである。
無事佐世保行きに乗り換えができた。有田から来た列車もそうだったが、この列車もMR-100系という。新潟鐵工所製のレールバスである。車内でクロスシートとロングシートに別れているのが変わっているか?
よく考えたら、この列車に2時間30分も乗るのである。みどりの車内で済まそうと思っていた、トイレにも行っていない。
時刻表を見ると、途中の松浦で7分の停車がある。運転手に断って無事トイレも済ます。やれやれ。
たびら平戸口に着く。日本最西端の駅である。もっとも今は沖縄モノレールが出来て、こちらにタイトルは奪われたが、2本のレールがある駅としては、いまだに最西端である。以前最東端の東根室に行っているの
で、これで2箇所目である。
この駅で本来佐世保から乗るはずだった列車と交換する。
平戸を過ぎると、まさに回り込んだように南を目指して下っていく。
今度の佐世保での乗り換えも7分しかない。いまのところ1分の遅れもないのだが、列車基地のある佐々を過ぎ、大学というまさしく大学前の駅を過ぎるころから列車が遅れ始めた。学生が沢山乗り込んできて、乗り降りに時間がかかるようになったのだ。
列車の遅れが4分を越えた。もうぎりぎりである。佐世保に近づくにつれ、そわそわしてくる。
気づいたら終点の手前だった
佐世保中央のアナウンスを受け、反射的に飛び降りてしまった。JRはどこに!!
降りてから気がついた。なんと1つ手前の駅に降りてしまったのである。もう予定の列車には乗れない。
次の佐世保発は1時間後なので、佐世保中央駅で次を待つ。幸い佐々、佐世保間は列車本数が多く15分後に次の列車に乗ることが出来た。今度の列車はMR-600系。最新型である。まあ新車にも乗りたし、よしとするか。
佐世保中央、佐世保間はわずか2分だった。
これで無事松浦鉄道を完乗した。
帰路はみどり26号で、博多に向かった。