コスト半分、寿命半分で当時としては画期的だった、209系が京浜東北線に導入されてから15年あまり、すでに劣化が激しいのか新車の導入が始まっていた。
209系は大きな1枚窓が好きで、ずいぶん電車も明るい雰囲気になったと喜んでいたら、その後の改修で1枚窓が開くような醜い姿になってしまい、そのことは以前このページにも書いたことがある。
さて新車はE233系である。すでに中央線の201系の置き換えるべく、かなりの数が入っているようだが、あいにく中央線に乗る機会は少ないので、いままでE233系に乗るチャンスがなかったのである。
ところが先日新橋駅で東京方面の電車を待っていたら、京浜東北線にE233系がやってきた。先頭部分はE231系の近郊系みたいなスタイルである。
車内に入ると、まず真っ黒なつり革がずらっと並んでいるのに違和感を感じる。最近流行の縦方向に長いおにぎり形のつり革だが、やはり黒というのはどうだろうか?慣れればなんにも感じなくなるのだろうか?
ドアが閉まり出発。加速性能はいいのだろうが、今日はゆったり発進しているのか、意外とゆっくりした感じだ。
それよりサスペンションが柔らかいのか、ふわふわした乗り心地で、まるで昔のアメ車に乗っているようだ。
立っている感じでは、このふわふわ感がちょっと気持ち悪い。しばらくして席が空いたので座ってみた。
座ったシートの出来に驚いた。ロングシートで背もたれ部分も短いのだが、209系やE217系の硬いシートに比べると、ずっと柔らかくすわり心地がよい。体を面で支えるようなしっかりしたシートで、ただ柔らかいだけではない。
座ってみると、先ほどのふわふわ感はむしろ心地よく感じるから不思議なものである。
わずか数駅間の乗車だったが、今度E233系に乗るのなら、すぐに空いている座席を探したいと思った。