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2007年12月 アーカイブ

2007年12月 3日

羅須地人鉄道

IMGP0839_1.jpg羅須地人鉄道というのをご存知だろうか、成田市郊外にある”成田ゆめ牧場”という観光牧場の中に、この鉄道はある。

よく遊園地や動物園などにいくと、子供などを乗せる遊戯施設的なものはあちこちにあるが、この羅須地人鉄道は過去に存在した、狭軌鉄道の車両をレストアして走らせている点が、他の遊戯的施設とは根本的に異なる。

私も以前ここを訪れた際、小さなディーゼル機関車が、おもちゃのような客車(貨車?)を引いて走るのを見たが、そのときは気にもとめず、後で調べてみてこのような事実が分かり、驚愕した次第である。

ここにはかって東洋活性白土専用線や、立山砂防軌道などで使われた機関車たちが集められている。これらの車両を大事にレストアしながら走らせているのである。軌間は600mm(2フィート)の狭軌鉄道だ。

普段はディーゼル機関車の牽引による運転が多いが、年数回蒸気機関車の運転がある。
12月1日、2日は蒸気機関車が運転されると聞いて、出かけてみた。

蒸気機関車運転だからと意気込んでいいたが、特に混雑もなくすぐに乗車できた。1周(500m)1人400円である。周回の線路には途中坂道もあって、なかなか楽しめる。給水のための停車まであり、いい経験ができた。

周回線路内には、頚城鉄道で活躍したラッセル車も展示してあったが、屋根があるわけでもなく、だいぶ朽ちてきているのが気になった。

2007年12月29日

カール・ベーム

今年もあっという間に年末がやってきた。
年とともにその速度は増加して、怖いぐらいである。

年末になにを書こうかと思っていたが、先日図書館で、あるCDを借りてきて、あまりに印象深かったので、このことを書くことにする。

借りてきたのは、モーツァルト 交響曲第40番、41番 カール・ベーム指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏だ。

昔カール・ベームという偉大なオーストリアの指揮者がいた。すでに亡くなって26年も経つのだが、私がクラシック音楽に目覚めたころ、まだこの指揮者は存命だった。いや、バリバリに現役であった。

何度も日本に来日して、当時NHKFMで生放送で演奏があったりしたけれど、とうとう生の演奏を聴くことなく、亡くなられてしまった。私にとってクラシック音楽に目覚めさせてくれた、偉大な指揮者なのである。
指揮振りはというと、老齢のためかタクトの先がわずかに動くだけであったが、眼光するどく名だたるウィーンフィル面々の演奏をびしっと締めていた。

前置きが長くなってしまった。それからうん十年、ベームの指揮したものを聞くことはほとんどなかった。

たまたま図書館で見つけて、何気なく聞き始めたのだが、ショックだった。そしてうん十年前のあのころを急速に思い出してきた。

あいかわらずテンポのゆったりした、曲の運びである。ただリズムが正確なことは恐ろしいくらいで、それこそどんな音でも出せるウィーンフィルが、正確無比な音を出すことだけを心がけている。そのためか、楽器と楽器が織り成す音の綾が見事だ。

第41番ジュピターは、モーツァルトの曲が比較的軽快な音楽が多いのに対して、重厚でどっしりした作りである。

ベームの指揮で聞くと、第4楽章のフィナーレの壮大なこと、バロック建築の教会の天井を眺めているようである。

なんだかまたベームを聞きたくなってしまった。年明け早々にも新しいCDでも探しに行こう。

それではみなさんよいお年を!!

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